INTERVIEW インタビュー

いろんな方々の想いがたくさん詰まった商品。
製造に関わる人たちに、創り手としての想いを聞きました。お客様に「たのしい、豊かなひとときを」
届けるために日々試行錯誤している生の声をご紹介します。

FRESH DESSERTを
創る人たちの想い
ICE CREAMを
創る人たちの想い

工場長

富田 耕司

相生工場 工場長。工場全般の総合的な管理・設備保全などを行っています。その他、新商品の製造ラインへの落とし込みや原料の配合の改善など、日々お客様により良い商品をお届けするために邁進しております。

「安心」のために。素材には徹底的なこだわり

「おいしい」と「安全」を両立するためには、素材の新鮮さは大前提です。
まずはそれがあってこそ、お客様が「安心」して口にできる商品が可能になると考えております。

そのため弊社は、素材には徹底的にこだわります。
たとえば、兵庫県内の工場近隣の牧場で、その日に搾乳された「牛乳」。
近隣の養鶏場でその日に割卵された「卵」。
新鮮さが重要な材料に関しては、工場近隣の方々から常に新鮮なものを仕入れて使用できるような仕組みを整えています。

小麦粉に関しても、シュークリームやロールケーキなど使用する商品に応じて小麦粉の種類を変更しています。
キメの細かさ・口当たり・焼き上がりなど、小麦粉の特性に応じて細かく選定しています。

全てはお客様に「おいしい」お菓子を「安全に」召し上がっていただくため。
弊社田口食品だけではなく、地元の方々とも協力し、本当に良いものをお届けするために努力しています。

オランジェのおいしさのヒミツはこちら

素材を最大限に活かすため、オランジェ独自の製法を開発

何と言っても、カスタード。
仕入れた新鮮な素材を最大限に活かすために、弊社独自の製法を開発しております。

目指したのは、ずばり「手炊きのカスタード」。これに敵うカスタードはありません。
大量にカスタードを作ると、どうしても長時間卵に火を通し続けることになるために、風味や口当たりが劣ってしまいます。そのためシュークリームやエクレアなど、カスタードが勝負の商品に関しては、「少量・小炊き」で卵に熱が通る時間を最小化したカスタードを使用しています。

正直、すごく手間がかかります(笑)。
それでも、少しでもおいしいカスタードを味わっていただくために手間を惜しまず作っています。

また、生地にも並々ならぬこだわりがあります。
本当においしい生地はクリームと一緒に口の中で溶ける生地です。いつまで経っても生地が口の中に残ったり、逆にクリームより早く無くなってしまったりすると、喉ごしの後の満足感は得られません。
口の中でクリームと生地が完璧な調和が取れるように、生地の配合も追求しています。

お気付きですか?オランジェが行う「小さな改善」

商品を販売した後も、お客様からいただくフィードバックや開発時の反省を活かして小さな改善を続けています。
クリームの配合を微妙に変えたり、製法を変更したりと、よりおいしい商品をつくるために、終わりはありません。

例えば、弊社の主力商品である「2層仕立てのカスタード&ホイップシュー」。2018年3月にパッケージデザインを変更したのですが、そのタイミングで使用するカスタードの配合を少しだけ変更しています。

お客様の「あれ、前よりおいしくなってない?」。その勘、正解かもしれませんよ!

逆に、おいしくなくなったと言われてしまうかもしれません。しかし、現状に満足せず、もっとお客様の笑顔を見たいからこそ、オランジェは常に改善とチャレンジを続けています。

これからもオランジェを楽しみに待っていてほしいです!

私たちが目指すのは、常に「手に取りやすく」「安心・安全で」「おいしい」オランジェであること。 定番商品を中心に、新商品にもどんどん展開していきます。

主力商品は「間違いない」。「そのオランジェが新商品を出すらしい。楽しみ!」と思っていただけるようなブランドを目指します。 そのために田口食品一同、全力で最高のお菓子づくりに邁進します。

これからのオランジェを是非楽しみにしていてください!

製造課 クレープライン サブリーダー

安川 弘晃

ミルクレープと手巻きクレープの生産管理を行っています。 生地を焼くところから箱詰めまで、受発注やラインの管理を行い、お客様に安定して商品をご提供できるように努めております。

安定してお客様に商品を届ける「縁の下の力持ち」

ミルクレープと手巻きクレープのクリームの製造に関わり、工程全体の品質管理や進捗管理、受注に合わせた製造数の管理などを行っています。

厳選した素材を使って高品質な商品を作っても、安定してお客様の元に届かない・品質の低いものが混じっているということがあっては意味がありません。
安心できるブランドを目指すからこそ、品質の高い生産体制でなければと思っています。

製造する個数なども毎日変化します。そのために臨機応変に対応し、滞りなくお客様にオランジェをお届けするのが私の使命です。

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何重もの品質基準をクリアしたものだけをお客様にお届け

主に機械で製造しているとは言え、品質にはどうしてもバラつきが出てしまいます。
たとえば、クレープの生地の焼き始めなどは焼成温度が安定せず、生地の焼き具合にバラつきが目立ちます。
せっかくオランジェをご購入いただいたお客様に品質の低い商品は絶対にお届けしたくない。そこで何重もの品質基準を設けています。

たとえば、重さ。 重量・生地の焼き色・製品の形状・封詰めした商品の状態など様々なポイントで品質基準を設けています。
決められた範囲外の商品をできるだけ製造しないように機械をコントロールしながら、最高の品質を目指して製造しています。
特に重要な「味」に関しては、1時間に1回味覚チェックを行うなど、細心の注意を払って商品を製造しています。

安心してお客様に召し上がっていただきたいから、衛生面に関しても厳しく管理しており、毛髪の混入なども最小限に止めるように努力しています。

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工場もお菓子も「イキモノ」。最高品質の実現のためにラインとの向き合い方が重要

機械化された工場も実はイキモノのように繊細。製造メンバーの状況やラインの進捗具合によって、機械の設定を微調整しています。
毎日同じ設定であることは、ほぼありません。安定して最高品質の商品をお客様にお届けするために、この「微調整」が肝。これによって大きく仕上がりが変わってきます。

また季節による温度の変化によっても、仕上がりは変わります。
例えば夏は温度が高く、生地への火の通り方が冬に比べてまったく異なります。私の担当するクレープは特に繊細。季節や温度の変化に合わせて生地を焼く温度変えたり、ここでも「微調整」が重要です。

全ては最高品質の商品をお客様にお届けするため。そのためには小さなこだわりや調整も妥協はしません。

愛情を注いで作ったお菓子を、もっとたくさんの人に味わってほしい。

私が思うオランジェは「おいしい」「リーズナブル」「安全」。お求め安くて、おいしいのに、安心して食べられる。そんなブランドを目指しています。

3時のおやつや、仕事終わりのちょっとしたご褒美など「特別な日のお菓子」ではなく、日常の中で「毎日食べても飽きない」そんな存在でいられるようにしていきたいです。

そのためには、作り手が愛情を持って作っていることが何よりも大切。私も、製造管理や焼成温度の微妙な調整など、一見誰も気づかないようなところにも徹底的にこだわってクレープを作っています。
メンバー一丸となって日々生産体制の改善を行い、最高のお菓子をお届けできるように邁進していきます。
「買わんかったらよかったな」と損させるようなことはしません!一生懸命作っているので、是非買ってください!

製造部 課長

有田 庸司

たつの工場にて全般的な製品・品質管理などを行っています。メインはもなかライン。原料の配合や重量、色調チェックなど、日々お客様により良い商品をお届けするために万全を尽くしています。

土地面積3500坪の工場で、1日に40万個の商品を生産

田口食品では兵庫県の相生とたつのの2ヵ所に最新設備を導入した工場があり、たつの工場は土地面積3500坪と業界屈指のスケールで、1日に40万個の商品生産能力を保有。そんなたつの工場にて私はオペレーターとして、製品管理と品質管理を総合的に担当しています。 アイスクリームの製造工程ではまず、生クリーム、バター、砂糖、牛乳などの原料を調合し殺菌、その後均一化して原料Mixというものを作ります。熟成された原料Mixはフルオートフリーザーという機械でコントロールし、アイスクリームを作り上げ、それぞれの商品のかたちに形成。検品・梱包し箱詰めしたのち冷凍庫に貯蔵し、各地へ出荷されます。

安心・安全であることは大前提だから、品質管理は万全に

私が担当している仕事としてはアイスクリームの味、形状、色調の管理など。製品ごとに用意された色調見本と照らし合わせながら色味を確認するほか、重量に関しても商品をラインからピックアップして実際に計量しています。 このほかにも金属探知機やX線による検査を実施。商品の安全性やクオリティ チェックには万全を期しています。 個人的に好きな工程はやはり商品の試食。1〜2時間に1回はアイスクリームを試食し味や食感のチェックを行っているのですが、出来立てのソフトクリームって口溶けがよくて驚くほどおいしいんですよ。この味が楽しめるのは、この仕事の特権かもしれませんね(笑)。

細かな気配りがアイスクリームをおいしくする

ソフトクリームの製造は本当にちょっとした条件が味や食感、形状に変化をもたらします。どの工程も徹底したチェックを行なっていますが、中でも細心の注意を払っているのが原料Mixをタンクで熟成するエイジング時間。 この工程が疎かになると、ソフトクリームが早く溶けてしまったり、先端がシュッと立ち上がった美しい形状のソフトクリームにならなっかたりと、製品の仕上がりに大きく影響するんです。室温や風の流れなどまで細かく確認を行って、最適な条件と時間、材料の配合で原料Mixのエイジングを行っていくことが何よりも重要になってきます。

全てはみなさんの「MORE TASTY MORE HAPPY」のために

今後も安心・安全を基本とした製品づくりはもちろんのこと、会社の経営理念でもある「MORE TASTY MORE HAPPY」をモットーに日々製品の改善、改良を重ねていきたいと考えています。人数の少ない会社ですが、少数精鋭で力を合わせ、これからも全力でアイスクリームづくりに邁進していきたいですね。 これからの田口食品のアイスクリームも、是非楽しみにしていてください!

製造部 仕込担当

濱田 昌俊

たつの工場にて製造部の仕込担当として10年以上従事。細心の注意を払い、日々業務に取り組んでいます。趣味は古本屋巡りです。

商品のクオリティの高さは仕込で決まる

私は製造部の中でも、アイスクリームの最初の工程とも言える原料を入れて混ぜ、冷却しエイジングする仕込の部分をメインに担当しています。原料の味覚チェックや、均一化というアイスクリームづくりで要となる乳脂肪分を分解して均等にする作業、食品製造関係で非常に重要な殺菌工程も私の業務の一つです。 実は商品のレベルの高さは、製造工程のスタート部分である仕込で決まると言っても過言ではありません。例えば仕込みの時点で砂糖や塩、香料などの分量がちょっとでも違えば、その後の商品づくりに大きな影響を及ぼします。マニュアル通りに細かな部分まで注意を払って作業を行うことが、おいしいアイスクリームづくりには欠かせないのです。

食品安全マネジメントシステムの国際規格「FSSC22000」を取得、品質を管理

そして食品事業会社にとって大切なのは、安心・安全な商品をお客様にお届けすること。田口食品ではアメリカで宇宙食の安全性を確保するために開発された、NASA開発のHACCPという食品衛生管理システムを取り入れています。 従来、品質管理は完成した商品の一部を検査することで安全性をチェックしていました。しかしHACCPは原料から加工、包装、出荷、消費に至るまで、全ての段階において発生する危害を想定して未然に防ぐ管理システムになっています。 また弊社では2018年4月に食品安全マネジメントシステムの国際規格「FSSC22000」も取得。社員一同、安心・安全な商品づくりに努めています。

当たり前のことを当たり前にすることが、安心とおいしさにつながる

最先端のシステムを導入し品質管理を行っておりますが、目視など人力で商品の品質管理を行うのも我々の大事な仕事です。例えば原料の期限が切れていないか、投入するときに異物混入がないか、殺菌の工程で温度はちゃんと守られているか、エイジングでは時間と温度が守られているかなど、作業時の確認は怠りません。 毎日商品ごとにマニュアルで決められた内容で作業を進めるのですが、ミスがあってはならないので相当な集中力が求められます。日々生産する商品の内容や数量も異なるため、それに応じた臨機応変な対応も必要です。特にちょっとの分量や時間の誤差で商品の味が大幅に変わってしまうほか、最悪の場合食品衛生上の事故にもつながりかねません。 常に細心の注意が必要なため、慣れや油断は禁物だと思っています。工場の作業というと流れ作業のように思われがちですが、「当たり前のことを毎日当たり前にすること」というのが結構難しかったりするんです。

地道な作業の積み重ねも、お客様の笑顔のため

地道な作業の多いこの仕事ですが、最高品質の商品をつくりあげるためにはどれも欠けてはならないことです。これからもメンバー一丸となって日々生産体制の改善と改良を行い、最高のアイスクリームをお届けできるように邁進していきたいと思っています。 一生懸命想いを込めて作っていますので、お店で見つけたら是非お手にとってみてくださいね。

業務課

花川 絵美

入社5年目。業務課で営業をサポートし、広報支援を行っています。ひと目で自社商品の魅力が伝わるような、営業資料やカタログづくりがモットーです。好きなアイスクリームはシュガーコーン。

販売店に対し、ひと目でわかるよう自社商品の魅力を伝える

私は営業担当が使用する営業資料・商品のカタログを制作する、広報支援業務をメインに担当しています。具体的には当社の商品を置いていただく小売店やスーパーマーケットなどの担当者に向けての資料作成やポップ制作です。 当社の商品を置いていただくのは、大型スーパーやコンビニエンスストアだけではありません。小規模の小売店や、町の駄菓子屋さん、子供たちが訪れるような文房具店の一角などにも置いていただくことがあります。 そういったさまざまな販売店さんに対して、営業資料やカタログを通じて当社の商品の魅力を伝えることが私の使命。担当者の方が5秒見ただけで商品の内容を理解し、発注したくなるような資料づくりを心がけています。そのため商品説明は3行以内に簡潔にまとめ、商品写真もおいしそうに見えるようにレイアウト。そして印刷したときに商品が目立つよう、配色のバランスなどにも気をかけています。 商品ポップに関しても、お客様に「おいしそう!」と思って手に取ってもらえるよう、目を引くデザインを意識していますね。

少数精鋭だからこそ可能な柔軟な対応も田口食品の魅力

この仕事は売り上げも左右する責任のある仕事だとも感じていますが、自社の商品に対して自信を持っているからこそ資料づくりにも自然と力が入ります。田口食品では商品に使用する素材まで徹底的にこだわっており、例えば牛乳は兵庫県内、近隣の牧場でその日に搾乳されたものを、卵は近隣の養鶏場でその日に割卵されたものを使用できる仕組みになっています。新鮮さが重要な材料は、近隣の方々から常に新鮮なものを仕入れて使用できるような仕組みを整えるなど、商品づくりにおいては一切妥協がありません。 また、アイスクリームの製造をメイン事業に据えているからこそ、お客様の要望に柔軟に応えられるという強みもあります。一般的に大手の食品会社さんの場合アイスクリームケーキなどの受注は納品の2ヵ月前が締め切りのことが多いですが、弊社は2週間前でも対応可能。グループ会社と協力することで短納期、大量受注も対応できるような体制を整えています。お客様の要望にできる限り応えられるよう、「田口食品では何ができるか」ということを社員みんなで常に考えているように思います。

趣味を通じ知見を広げることが、仕事に活きてくる

社員数はそこまで多くないですが、わきあいあいとした雰囲気で仕事をしています。職場の近くに住んでいる人も多く、仕事と家庭の距離が近い人が多いですね。「野菜が採れたから持ってきたよ」と言って元専務が遊びに来たり(笑)。アットホームな雰囲気で、毎日楽しく仕事ができているのはありがたいです。 プライベートでは旅行に行ったり芸術鑑賞をしたりして、日々刺激を受けています。先日旅先で食べた香川名物のしょうゆアイスが美味しかったのですが、こうした趣味を通じ知見を広げることも今の仕事に活きているのかもしれません。

当社の商品は全てが自信作です

田口食品の商品は「全部おいしい」と胸を張って言えます。そしておいしいだけでなく、どの商品もリーズナブルで、安心して食べられる、そんなブランドです。

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